京都近畿情報高等専修学校の学校改革

生徒の成長と再出発を支える教育(2026年度より実施)
本校では、すべての生徒が自己肯定感を高め、意欲的に学べる環境を整え、「リスタートできる学校」として人生を好転させる機会を提供したいと考えています。特に不登校経験者や、これまで力を発揮できなかった生徒にも、一人ひとりの可能性に一条の光を当て、生徒自身が自らの人生を切り拓けるよう支援します。
1. 教育課程の刷新
基礎学力の向上だけでなく、学ぶ意欲を引き出すために履修科目を精選して無理のない教育課程を編成しています。総単位時間を減じ、授業内容を厳選し、平日は5限までの日も設けることで、生徒が学びやすく、創意工夫を活かす教育活動の時間を確保します。また、個別対応や抽出授業を通じて、一人ひとりの理解度に応じた支援を行います。
2. 土曜講座の内容一新
学習の土台を支える認知機能(記憶・注意・言語理解・推論・判断など)を強化するコグトレを導入。また、論理的思考力の向上にも取り組み、日常の学習や将来の社会生活で必要となる力を着実に育てます。
3. 中間考査廃止
定期考査だけに評価が偏らないよう、授業内で復習や振り返り確認テストを活用し、日々の学習を重視します。文部科学省の後期中等教育改革の方向性にも沿った取り組みで、教育の質を高めながら生徒の多様性を尊重します。
これからの教育の目標
現代の社会では、生徒は従来の枠にとらわれず、さまざまなキャリアや活動を柔軟に組み合わせて経験していくことが求められます。本校では、「生きる力」を理念にとどめず、社会で生き働くための具体的な力として育むことを目指します。こうした学びを通じて、生徒には自らの人生をいきいきと切り拓いてほしいと考えています。
